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トップ > 第十五番 諸嶽山 大本山總持寺祖院
縁 起
今から約七百年前の元享元年(一三二一)に常済大師・瑩山禅師によって開創された曹洞宗大本山總持寺には、それ以前より「諸嶽観音堂」の本尊として千有余年の歴史を持ち老松の間に建つ、幽玄な古堂に観世音菩薩が祀られています。これが慈雲閣で、当本山最古の建築物です。行基菩薩の建立とされ、「鳥巣不懸(ちょうそうふけん)」の縁起伝説を持つ観音堂といわれています。
本尊の観世音菩薩は「禅定印」を結び僧衣を着用した僧形の観世音で、我国希有の存在と尊崇され、古より奥能登の観音霊場として遠国まで名高く、女人救済・安産祈願・諸災消除・諸願成就等あらたかな観音菩薩です。
当山は元享二年、後醍醐天皇より勅願所と定められ、以後曹洞宗の大本山として寺運の隆盛をきわめ、七十余棟の伽藍を有していましたが、現在は祖院として多くの文化財と旧蹟を保存し、その史影は観音霊場の聖地として大本山の風格をみせています。禅修業の根本道場
大本山總持寺祖院は明治大火災以前、全国檀信徒の聖地・霊廟として各地各層の参詣・参籠者を多く迎えて来ました。現在町名の門前町も殷賑を極め本山有っての門前町・門前有っての本山と言う連帯意識は今も尚、脈々と伝わり続いています。又、禅僧修業の場として昔乍らの法式・講法その儘に日夜勤行を積重ねる雲水にとって格好の曹洞宗専門僧堂を院内に持ち、最近は学生・一般社会人・諸団体の参禅・拝宿者も増える一方です。
鄙びた能登路の風光と相挨って近年再び脚光を浴び、四季を通じて高尚な観光の対象・或いは壮厳・清浄な禅苑として老若男女を問わず、沢山の参拝客を集めています。アクセス
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- 【 住 所 】
- 〒927-2156
石川県輪島市門前町門前1-18-甲
- 【 電 話 】
- 0768-42-0005
- 【 FAX 】
- 0768-42-1002
- 【 交 通 】
- 金沢駅から門前特急バス2時間15分/
のと鉄道穴水駅から北陸鉄道バス・JRバス門前總持寺行40分/
能登自動車道終点「此ノ木」左折20分
- 【 観 光 】
- 能登金剛巌門・関野鼻、輪島・曽々木海岸、和倉温泉など能登半島各地
- 【 専用駐車場 】
- 大型車15台 普通車50台
- 【 宿泊設備 】
- 總持寺祖院 収容人員70名
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